IiI コンセプト通信 vol.11 茅乃舎

 

 「お客さまの声から生まれる価値提供」

 

 コンセプト 

 

 料理人の味を、ご家庭で使いやすく


 

もくじ:

 

 1. 体験レポ

 2. まとめ 

 3. 学び


1. 体験レポ

■"あの"お店がもたらすもの…


 

 「美味しい出汁のお店」

 

と、私の頭の中に認知されているのが、

この 茅乃舎 (かやのや) さんです。

 

2013年の秋頃に、地元横浜で見かけたお店に ふらっ と立ち寄ったのがキッカケで、それ以来のファンです。

 

自宅用はもちろんのこと、

ちょっとしたギフトから「お礼の品」として、 かなり利用させて頂いております!

 

 

 

 

茅乃屋さんは、「株式会社久原醤油」さんの

展開する1つのブランドです。

 

写真は六本木のど真ん中にある東京ミッドタウン店です。

 

東京進出1号店として、2010年に出店されました。

 

 

ウワサによると、東京ミッドタウンの社長が、

その「集客力≒商品の良さ」に惚れ込んで誘致したとのこと。

 

 

 

 

福岡県の小さな町の下請け企業が、

今では…  

 

従業員:6人から、2016年には850人  

年商:6,300万から、200億に!

 

そのヒミツとは!?

 

 

「脱・下請け」を掲げる企業さんにも、

個人事業さんにも参考になる大先輩です!  

 

 

※実力は当然のことなので、

 そこには触れませんので、あしからず。

■個人的な↑ポイント1:装飾


 

店内には、茅乃屋のブランドイメージである 茅葺き屋根 があります。

 

これだけで、インパクト大ですよねー

 

お店の をテーマとしている世界観との調和もばっちりですし。

 

 

ブランドイメージが定着しているお客さまには、

 

 「あぁ、いつもの茅乃屋さんだ」

 

と思わせますし、

新規のお客さまには

 

 「おぉ、なんだこのお店はっ!?」

 

ってなりますよねー

 

 

のちに、人に伝える時なんかには、

確実にこれが話題の1つになりますもんね。

 

 「お客さまの記憶に残る」

 

という大事さを感じます。

■個人的な↑ポイント2:試食


 

 「失敗したくないなぁ…」

 

という人間心理を考えれば、試食コーナーを設けるのは当然のように思います。

 

 

そんなに難しいことではないと思うのですが、これをやるとやらないとでは大違いですよねー

 

 人は誰しも最初から信頼していない

 

なんだか悲しい事実ではありますが、

人は生存本能が強過ぎるために、

極度に失敗を避けようとします

 

 

そうなると、この失敗回避バリアーを

乗り越えなくてはなりませんよね。

 

 

それを、ここ茅乃舎さんでは、

試食によって「まず実感して頂く

環境を準備しています。

 

 あの化粧品会社でも同じですよねー

 

 

 「まずは無料おしセットから」

 

 「まず、実感してみてください」

■個人的な↑ポイント3:家庭用サイズ


 

Webサイトから抜粋させて頂いたコンセプトである

 

 「料理人の味を、ご家庭で使いやすく」

 

を、きちんと体現しているのが この「家庭用サイズ」です。

 

 「えっ、それって当たり前では…」

 

と、そう思われるかもしれません。

 

 

実は、この茅乃舎さんは、

以前は別のカタチで食品を生産していました。

 

ラーメンスープや餃子のたれ、

ドレッシングといった加工調味料を

取引先に卸していた会社さん。 

 

つまり、業務用。

 

 

その業務用の技術やノウハウを、

家庭用に方向転換したのが

現在の茅乃舎さんの商品ラインナップ。

 

ざっくりとした説明ですが…

 

 「料理人の味を、ご家庭で使いやすく」

 

というコンセプトの1部はここからきているのでしょうねー

 

 

商品のバリエーションも

随時増えています。

 

驚くことに、廃盤になる商品は

ほとんどないそうです!

 

それもこれも、

 

 「お客さまの笑顔のために」

 

だそうです。

 

素晴らしいですねー

■個人的な↑ポイント4:ギフトの提案


 

以前、お世話になっていた方々に、ギフトとして贈らさせて頂いた商品はコチラです。

 

 「心ばかり」

 

そのネーミングに惹かれて、即決しました!

 

お客さま(この場合は私本人)のココロの内を汲み取った商品作りに、大変関心しました。

 

 

また、こちらを受け取った方々の声は一様に…

 

 

 「これってあの高いお出汁のお店の商品でしょー」

 

 「やっぱり美味しかった!」

 

 「自分用には高くて買わないから嬉しかった」

 

 

全員40~50代の女性なので、

目利きもある程度洗練されているはずなので、

そう言って頂けると贈ったこちらとしても

嬉しいかぎりですー

■ポイント5:お料理読本


 

こちらをぜひお伝えさせてください!

 

IiI コンセプト通信 vol.5 Apple Store Ginza - Genius Bar

 

でも同じことをご紹介させて頂きましたが…

 

 

 「お客さまは買っただけでは終らない」

 

 

ので、やはりこのようなフォローアップは大事ですよねー

 

 

そもそも、世の中のお客さまの大半が…

 

 

 ・存在を知らないから買わない

 

 ・使い方がわからないから買わない

 

 ・購入後が不透明だから買わない

 

 

ということを考えれば、

ここは大事にしていきたいとこですよねー

 

かやのや 茅乃舎 だし お料理読本 レシピ

 

 

 

ここ数年の茅乃舎さん大躍進の"事の発端"は、

茅乃舎レストランでの

 

 

 「この出汁(だし)、販売して頂けないでしょうか?」

 

 

というお客さまの一言が、キッカケだったそうです。

 

 

 「料理人の味を、ご家庭で使いやすく」

 

 

の"料理人"は、

このレストランのことなんですねー

 

 

やはりビジネスは

 

 

 お客さまの問題(≒悩み・不満・期待)ありき

 

 

なんだと、教訓になりますね!

■お店情報


 

 茅乃舎

 

 Webサイト:http://www.kayanoya.com

 

2. まとめ


 

しながら、少しずつ培っていった結果の今日の数字

 

・お客さま本位の姿勢で、たゆまぬ努力が実を結ぶ

 

・掲げたコンセプトに合わせた世界観統一(店舗の装飾〜商品特性)

 


3. 学び