IiI コンセプト通信 vol.14 カフェ ラ ボエム

 

 「世界観の作り込みで、お客さまを魅了しよう」

 

 コンセプト 

 

 どんなシーンにもぴったりなカジュアルイタリアン


 

もくじ:

 

 1. 体験レポ

 2. まとめ 

 3. 学び


1. 体験レポ

■評判を聞きつけてわざわざ…


 

 建物が中世のヨーロッパみたい

 

という評判を聞きつけて、

行ってみました@白金店

 

よく家族で食事に出掛けるのですが、

今回もお義父さん、お義母さんにとって

 

 新しい体験が出来れば… 

 

と思い、

こちらのお店に行くことになりました。

 

 

 

 

見て下さい、この外観!

 

教会のような、お城のような立派な建物です。

 

外階段も趣きがあってステキですー

 

まさに

 

 建物が中世のヨーロッパみたい

 

ですね!

 

これは、中も期待しちゃいますよー

■期待以上で更に盛り上がるっ


 

中に足を一歩踏み入れて、家族全員のテンションがさらに上がりますっ

 

見て下さい、この内装!

 

なんかシャンデリアみたいのが天井からぶら下がっています! 

 

しかも、いくつも。

 

 

うっすらとした店内の照明も、

雰囲気造りに一役買っていますねー

 

ここでは見えづらいのですが、

下も床もほとんどタイル張りです。

 

中2階があるのですが、

それを支える支柱の表面にも

小さなタイルがびっしりと

埋め込まれているんですよー

 

 

細かいトコを見れば、

写真右奥にはちいさな噴水が

壁に埋め込まれています。

 

 

更に細かいトコを見れば、

しきりのカーテンもベルベット調のものを

使用しています。

 

 

 

 

そうえば、地下駐車場から上がってくる際に

使用したエレベーターの中も、

確かタイルが敷き詰めてあったような…

 

そちらは、エレベーターが動き出すと、

中は暗くなって、足下の装飾が光るんですよ!

 

凝ってますねー

 

 

世界観の統一に、

本気でチカラを入れているのがよく伝わります。

■前に走り過ぎてはいけない


 

これがメニューです。

これはわりとフツーでした。

 

ただ、驚いたのはその価格!

 

外観/内装とこんなにコダワリつくしているのに、その辺のファミレスなんかとそんなに変わらないですー

 

ランチなので、ある程度メニューが制限されているように思えますが、そんな中にも選択肢を用意してくれています。

 

 

例えば、Aセット・Bセット・Cセット。

 

そして、大盛り・追加トッピング。

 

 

 (えっ、それって当たり前では…)

 

 

と、そう思うかもしれません。

 

 

ただ、世の中ではこう言われていますよね。

 

 「当たり前のことを、当たり前のようにやるのが一番難しい」

 

と。

■細かいトコまで手が届いているかどうか


 

この"オリジナル茶封筒"みたいなのに、スプーンと、フォークが入って準備されていました。

 

 

ここも世界観の話しですが、これがファミレスと同じようにプラケースに入っていたらどうでしょうか?

 

 

自ら安く見られてしまいませんか?

 

 

そう思うと、こういう細かいトコ、大事ですよねー

■これを注文しました!


今回、私が注文したのは

 

Aランチセット

 メランツァーネ+ほうれん草トッピング

 

 

美味しかったですー

 

 

そして、私が嬉しかったことと言えば、

自分でトッピングを選んで追加できること!

 

やはり

 

 「お客さまに花(選択肢)を持たせる」

 

ということは大事ですよねー

 

 「主役はあくまでお客さま」

 

ですから!

 

 

そして、ここでも細かいながらも大事なコトが…

 

 

 「セットのパンに、分けやすいように切れ目が入っている」

 

 

 (なんて細かいんだ!)

 

 

と、思われるかもしれませんが、

こういう努力でがつきますよねー  

 

これをやってるお店 プラス1ポイント

これをやってないお店 マイナス1ポイント

 

 

ちなみに、お義母さんは、

ニンジンの切り方(スライス)にも喜んでいました! 

■世界観の作り込みに手抜きナシ


 

最後にもう1つ細かいトコのご紹介。

 

これは「男性用トイレの洗面台」です。

 

お気付きですか?

 

ここもタイル張りなんですねー

 

 

 世界観の統一

 

 

これだけで、お客さまのココロに響くものがありますね!

 

 

さらに、大事なコト。

 

もし、コンセプトがお店目線の絞り込みで 「イタリアン・ファミレス」 だったり、 絞り込み過ぎて

 

 「吸血鬼の館」

 

だったら、 わざわざ家族で

車で1時間かけて行きませんよー

 

その間(あいだ)の

ちょうど良いコンセプトだからこそ、

私たちはわざわざ行きました。

 

 

実際、来客したお客さまを観察していると…  

 

 ※火曜日のお昼

 

 ・家族連れ

 ・カップル

 ・女性同士

 ・お母さんと子連れのグループ

 ・大学生らしき若者たち

 ・スーツ組み

 ・リクルートスーツ組み

 ・カジュアル服のビジネスマンたち

 

と、この広い客層に響いているようです。

 

 

最後に、このお店のコンセプトをもう一度。

 

 

 どんなシーンにもぴったりなカジュアルイタリアン

■お店情報


 Cafe La Bohem - カフェ ラ ボエム 白金店

 

 Webサイト:http://www.boheme.jp

2. まとめ


 

・コンセプトは、絞り込まなくてはいけない

 

・コンセプトは、絞り込みぎてもいけない

 

・コンセプトは、世界観をもって統一しよう

 


3. 学び