IiI コンセプト通信 vol.15 いきなり!ステーキ

 

 「他者の成功の要素を取り入れて応用する」

 

 コンセプト 

 

 立ち食い x 高級ステーキ


 

もくじ:

 

 1. 体験レポ

 2. まとめ 

 3. 学び


1. 体験レポ

■勉強させて頂きます!


 

こちらが「いきなり!ステーキ」さんの外観です。

 

 お肉のプロ"みたいな雰囲気

 

を醸し出すためか、

黒で締めた印象を受けますね。

  

ワイン色の庇(ひさし)も素敵ですね!

 

 

IiI コンセプト通信 vol.11「茅乃舎」でも、

お話しさせて頂きましたが、

 

 

 「人は誰も最初から信頼していない」

 

 

となると、外観は重要ですよねー

 

まさに、

 

 

 「第一印象で判断される!」

 

 

ですね! (写真は池袋南口店)

■消費者は「お得」にやっぱり弱かった…


 

こちらがランチメニューです。

 

ウリの1つはグラム単位の計り売りなのですが、こちらではセット売りもやっています。

 

今回は、写真左上の「ワイルドステーキ&ハンバーグの盛り合わせ」にしてみました。

 

 

メニューを見る限りは、

こちらがオススメように見えるのと、

「両方イケる」というとこに惹かれました!

 

やはりコラボ(コンボ)のチカラは強いですねー

 

 

ステーキ派でなく、ハンバーグ派でもない、

 

 「両方お得に食べたい派」

 

には成約率が圧倒的に高いことでしょう。

 

 

やはりここでも

 

 お客さまのココロの内を汲み取る

 

のが重要ですね!

■想像していたのと違ったんですが…


 

こちらが店内の様子です。

 

本来のコンセプトは「立ち食い」なのですが、私は座席に案内されました。

 

きっとお客さまの要望に合わせて調整したのでしょう。

 

 

もっとも、立ち食いでなければならない理由もないですしねー

 

これは、IiI コンセプト通信 vol.4「俺のイタリアン」 でも同じでした。

 

 

尚、立ち食い席もまだ健在で、

写真の中のスーツの男性たちは立って食べています。

 

「座席のある・なし」は、

もしかしたら、店舗によって違うのかもしれませんね。

 

 

ちなみに、これはお客さんの要望に沿う微調整なので、

私はコンセプト崩れとは思いませんでした。

 

コンセプトは、あくまで

 

 「高級ステーキをお手頃な価格で提供する」

 

という軸にしているようです。

■創意工夫で競争力を上げる


 

テーブルとテーブルの間には、このようなスタンドがあります。

 

「低価格で高級ステーキ」を、実現する為のコストカットのためかと思われます。

 

できるだけお客さま自身の手を借りる=部分的セルフサービスを取り入れているようです。

 

 1:狭い店内を有効に活用すること

 2:余計な人件費をカットすること

 

という、2つの問題を解消していますねー

■熱狂的なお客さまを獲得するには?


 

これが人気の「肉マイレージカード」です。

 

ただのポイントや、スタンプではないところが良いですね!

 

見せ方を工夫して、お客さまに「肉マイラー」という楽しみを提供していることと思います。

 

 

実際、肉マイルが貯まるごとにランクが上がり、メリットも増えるみたいです。

 

尚、サイトで肉マイルのランキングを

見れたりもするんですよー  

 

 コチラ

 

リピーター獲得、つまりファンの獲得

一役買っていることでしょう。

 

だって、楽しそうですもん!

■"配慮"があるか、ないか


 

「お召し上がり方」の説明書き

 

これを見て、

 

 (えっ、こんなの当たり前ー)

 

と思うか、それとも

 

 (なるほど、これは助かる)

 

と思うか。

 

それは、この店を訪れるお客さま次第です。

 

 

なので、

 

 「無くても良いが、無いと足りない」

 

という法則から、

どんなお客さまにでも食事を楽しんで頂けるように

準備しておくのは大事ですよねー

 

 自分目線の想定はかんたんに崩れる

■"提案"があるか、ないか


 

面白いディスプレーの仕方だと思いませんか?

 

"ステーキ"の次のウリは"ワイン"なので、目立つようにしているんですかね。

 

 

もしくは、実際にテーブルが小さいので、このようなディズプレー方法しかないのかもしれません。

 

しかし、"立ち食いステーキ"で、"ワインを立ち飲み"するものなのでしょうか?

 

私はお酒をまったく飲めませんので、

わかりませんが…

■ポイントが高かったコト


そんなこんなのうちに、注文していたランチが運ばれてきました!

 

結構なボリュームですー ステーキとハンバーグ、合わせて300g。

 

 ジューッ ジューッ と、熱々の鉄板がうなっています!

 

お店の説明でいくと、お肉は表面しか焼いていないので、中はレアの仕上がりとなっています。

 

 

なので、食べるのが遅い私のような人間は、

油断していると鉄板が冷めてしまいます…

 

そんな時には! こんなサービスがありますー

 

 「鉄板の再加熱承ります」

 

これ、とてもありがたいです!

 

 

実は、最近はレアのお肉をあまり食べないので、

今回も少し抵抗感がありました。

 

ですので、再加熱してもらってから、

再度焼きを入れられたことが大変助かりますー

 

 「お客さまの要望に応える」

 

という素晴らしいサービスですね!

 

■ポイントが低かったコト


 

 「ココがすっごいイヤでした!」

 

お気づきですか? このステーキナイフの問題点に。

 

そうなんです、先が丸いのです!

 

その結果、ステーキが切りづらいのですー これはとても意外でした。

 

 

だって、ここは"ステーキ専門店"ですよね? なのに、このナイフは… 安全面を考慮してのことなのでしょうか?

 

これは、謎です…

 

 

これでは、

 

 「お店の人は、このナイフで実際に食べてみたことがあるのだろうか…」

 

と、お客さまに(?)と、

思われても仕方ないですよねー

2. まとめ


 

・「俺の」シリーズに習って、立ち食いステーキに適用したのは業界では斬新だった

 

・お客さまの要望に合わせて座席も用意したのも◎

 

・コンセプトの"高級ステーキ"のわりには、個人的にはナイフが期待はずれ

 


3. 学び