「お客さまを研究して、結果を出し続けるには?」
コンセプト
水・油なしだから、皮がパリパリ
1. 体験レポ
■宣言!
商品パッケージにある
「油・水なし だから 皮パリパリ」
の文言に着目してみました。
これはコンセプトと同時に
でもありますので、
これが"もし"違ったら…
信用ガタ落ちですよね?
ですが、
コミットメントどおり〜以上の結果だとしたら、
「あぁ、さすがだね」
となり、今後とも信頼されます。
さぁ、結果はいかに!?
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商品パッケージで、他に気になったことと言えば、
この2つ「自社工場」「国産野菜」。
「自社工場」に関しては、
食品製造工場の不祥事が相次いだときに、
そのほとんどが下請け工場での問題だったことを。
「国産野菜」に関しては、
やはり"あの国"の食品に関する懸念を、
自社商品に波及させないためですよね。
「食の安全」が叫ばれる時代です。
消費者としては、なによりも気になるところを、
先手を打つカタチで伝える努力をされいますね。
■きちんと読む人のほうが少ない…
裏面のパッケージには、
作り方が絵付きで紹介されています。
ここでも、
「油は不要」
「水は不要」
の文字が目につきます。
そして、「中火とは」も写真付きで紹介されています。
こんなにしつこく説明書きしているのには、
もちろん理由があるからですね…
人は興味のない話しは、
あまり聞いていない
これは、書いてあっても、
同じことが言えますよね。
なぜなら、お客さまは
「油なし 水なし でも、
皮がパリパリの餃子が食べたい」
だけであって、
餃子を「焼きたい」わけではないのですから…
お客さまのココロの内を汲み取れば、
これは重要なことです。
これが、「みんなで餃子を焼こうパーティー」なら、
「で、どうやって焼くんだっけ?」
というように主観的になりますよねー
当事者意識がありますから。
ということで、
アインシュタインの言葉どおりに、
実際に自分で焼いてみました!
■実況中継1
すごいです!
フライパンの上に餃子を並べて、
火をつけてすぐにこの状態です。
これは期待がもてますー
※テフロン加工のフライパンを使用していますので、油はひいていません。
■実況中継2
「うおおおおおぉーっ」
と思わず叫んでしまった瞬間です。
だって、油も水も使っていないのに、この ジュワジュワッ 感ってすごくないですか?
初めて餃子を焼くとあって、
「ホントにうまく焼けるるんかなぁ、コレ…」
と、不安に思っていたのが、
いっきに吹っ飛びましたー
餃子が ジュージューと焼ける音が、
またいいですね…
■期待以上の仕上がり!
見てください!
この仕上がり具合をーっ
iPhoneで撮影しているのですが、
それでもこの パリパリ感 が伝わりませんか?
なんかテンションがあがります!
自宅でこんなに簡単にパリパリの焼き餃子が楽しめるなんて…
ちょっと感動。
味の素さん、ありがとー
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今回、味の素 冷凍 ギョーザ を
実際に自宅で焼いてみて思いました。
これ、自宅で焼き餃子パーティーとか、
お子さまの料理体験なんかにもいいかもしれませんね。
また、これではただ焼いただけですので、
この後にちょっとしたアレンジをすることで、
この餃子の活躍の場が広がるかと思いますー
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最後に、今回の調査での大事なポイント。
「いかにしてそのコンセプトに辿り着いたのか?」
が、気になりましたので、
調べてみました…
・1972年、冷凍餃子の発売 → 食が豊かになり始めた&共働き世代の台頭
・1997年、油なし餃子の開発 → 「油をひくのが面倒」という需要に合わせて
・2012年、油なし/水なし餃子の開発 → 消費者の行動観察をして発見
最大のポイントは、
行動観察にあるかと思います。
実際の消費者に、
自宅フライパンを持参してもらい
調理方法の調査を行ったそうです。
結果、開発者たちにとっては、
意外にも「水の量が目分量」が
問題だったそうです。
これが仕上がりに大きな影響を与えていることが判明しました。
そこで、そこを解決する策として講じられたのが、
「水なしでも焼ける餃子」の開発なんですって。
人のココロの内を汲み取る
やはりこれがあるコンセプトは、
選ばれ続けますねー
2. まとめ
・1972年に発売以来、消費者にずっと選ばれている存在
・共働きの時代に合わせた、かんたんに調理できる商品の開発
・「油なし/水なし」のコンセプトは、消費者の実際の行動観察からヒントを得た