IiI コンセプト通信 vol.21 MiChoripan チョリパン

 

 「認知度が低い新興市場なら、どうするべきなのか?」

 

 コンセプト 

 

 アルゼンチンのソウルフード

 「チョリパン」を食べれるお店


 

もくじ:

 

 1. 体験レポ

 2. まとめ 

 3. 学び


1. 体験レポ

■お店に入る前からアルゼンチンの世界観


 

代々木上原駅より徒歩10分、

井の頭通りに面した賑やかな面持ちのお店が MiChoripan さんです。

 

 

カラフルな色合いは、首都ブエノスアイレスの観光名所であるボカ地区をイメージしているのでしょう。

 

ブエノスアイレスに行ったことのある人ならば、きっと誰もが懐かしがる光景ですよねー

 

 

今回、なぜこのお店に着目したかと言いますと…

 

 「認知度のほとんどない商品が、

  どのようなコンセプトでアピールしているのか?」

 

を、学ばさせて頂くためです。

 

 

だって、アルゼンチンと聞いて、

ピンとくることってありますか?

 

 南米

 タンゴ

 マラドーナ

 メッシ

 ゲバラ

 パタゴニア

 牛肉

 ワイン

 …

 

あんまり興味がない方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

ちなみに、

「チョリソー」ってご存知ですか?

 

そもそもチョリソーとは?

 

 ソーセージの一種でいわゆるお肉を腸詰めしたもの。

 スパイスが効いているのが特徴的。

 チョリソーはスペイン発祥。

 

 のち、中米や南米にも広がり、

 特に中米のものは激辛多し!

■ライブ感のある店内の様子


 

 「目の前で注文、目の前で調理」

 

特注したと思われるBBQグリルがあって、そこでチョリソーを焼いてくれるんですよーっ

 

チョリソーの焼ける匂いがなんとも食欲をそそります!

 

 

選んだメニューによっては、トッピングを選んでカスタマイズできるというのが1つのウリのようです。

 

 

 

 

ちなみに、店主は1年半の世界放浪の中で

出会ったチョリパンにかれて、

ブエノスアイレスの精肉店で

三ヶ月間も修行したそうです。

 

きっと

 

 想いに溢れたチョリソー

 

なんでしょうね!

 

話しを聞くと、

不思議とこちらもかれますねー

■メニューはこんな感じに分かり易かった


 

メニューは看板商品である「チョリソー」を使ったメニューがメインです。

 

お客さまのココロを汲み取れば、やはり「チョリソー」を使ったメニューを選びたいですもんね。

 

 

しかも! そこに

 

 「ある程度の選択肢」

 

が加われば、

選ぶ側にとってはしいこと

この上ありませんよね!?

 

 

 

 

他にも、日本では馴染みが薄くとも、

南米では人気のB級グルメ「エンパナーダ」もあります。

 

私的には、

南米旅行での「思い出メシ」なので、

試したいところですが…

 

また次回にしますー

■注文したものが出来上がりました!


 

今回注文させて頂いたのはランチメニューの「チョリソープレート」です。

 

ご主人手製のチョリソーがこんがり焼いてあるのがとても美味しそうですね!

 

そして、ちょっとした野菜やネギマヨソースが付いてきます。

 

 

これらを、パンに挟むことで「チョリソー+パン=チョリパン」の完成になります!

 

ここで1つ特筆すべきは… お茶です!

 

 

 

 

 「ファンが集まる!コンセプトの作り方」

 

では、世界観の話しをしつこくしています。

 

もちろん、重要だからです。

 

 

例えば、このような感じです。

 

アルゼンチン料理を出すお店の

セットメニューの飲み物は、

アルゼンチンを代表する飲み物であるべき!

 

ここでは、「マテ茶」です。

 

 

日本でいえば、「緑茶」に相当する

国民的お茶がマテ茶になります。

 

少し前から、日本でも販売されていますよねー 

 

 (太陽のマテ茶)

 

 

話しによると、南米の方は、

日本人の4倍も牛肉の消費量が多いのに、

野菜は半分程度しか食べないんですって。

 

なので、「飲むサラダ」の愛称で

親しまれているそうです。

 

 ※効能などについては、諸説ありますので、ここでは記述致しません。 

 

あしからず。

 

 

ちなみに、お店の中にも「マテ茶」に関する説明もあれば、

更に良かったですーー

 

なぜなら、

女性は美容・健康に関心が高いですし、

男性には「俺のウンチク」として関心が高まる可能性があるからです。

 

クチコミが、期待できませんかー?

2. まとめ


 

想いを込めた商品と、その背景=ストーリーを一緒にえる

 

・他にはない強みと弱みを見極めて、対策を立てる

 

第三者のチカラを借りて宣伝してもらう(他力の活用)

 


3. 学び

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