「認知度が低い新興市場なら、どうするべきなのか?」
コンセプト
アルゼンチンのソウルフード
「チョリパン」を食べれるお店
1. 体験レポ
■お店に入る前からアルゼンチンの世界観
代々木上原駅より徒歩10分、
井の頭通りに面した賑やかな面持ちのお店が MiChoripan さんです。
カラフルな色合いは、首都ブエノスアイレスの観光名所であるボカ地区をイメージしているのでしょう。
ブエノスアイレスに行ったことのある人ならば、きっと誰もが懐かしがる光景ですよねー
今回、なぜこのお店に着目したかと言いますと…
「認知度のほとんどない商品が、
どのようなコンセプトでアピールしているのか?」
を、学ばさせて頂くためです。
だって、アルゼンチンと聞いて、
ピンとくることってありますか?
南米
タンゴ
マラドーナ
メッシ
ゲバラ
パタゴニア
牛肉
ワイン
…
あんまり興味がない方も多いのではないでしょうか?
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ちなみに、
「チョリソー」ってご存知ですか?
そもそもチョリソーとは?
ソーセージの一種でいわゆるお肉を腸詰めしたもの。
スパイスが効いているのが特徴的。
チョリソーはスペイン発祥。
のち、中米や南米にも広がり、
特に中米のものは激辛多し!
■ライブ感のある店内の様子
「目の前で注文、目の前で調理」
特注したと思われるBBQグリルがあって、そこでチョリソーを焼いてくれるんですよーっ
チョリソーの焼ける音と匂いがなんとも食欲をそそります!
選んだメニューによっては、トッピングを選んでカスタマイズできるというのが1つのウリのようです。
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ちなみに、店主は1年半の世界放浪の中で
出会ったチョリパンに惹かれて、
ブエノスアイレスの精肉店で
三ヶ月間も修行したそうです。
きっと
想いに溢れたチョリソー
なんでしょうね!
話しを聞くと、
不思議とこちらも惹かれますねー
■メニューはこんな感じに分かり易かった
メニューは看板商品である「チョリソー」を使ったメニューがメインです。
お客さまのココロを汲み取れば、やはり「チョリソー」を使ったメニューを選びたいですもんね。
しかも! そこに
「ある程度の選択肢」
が加われば、
選ぶ側にとっては嬉しいこと
この上ありませんよね!?
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他にも、日本では馴染みが薄くとも、
南米では人気のB級グルメ「エンパナーダ」もあります。
私的には、
南米旅行での「思い出メシ」なので、
試したいところですが…
また次回にしますー
■注文したものが出来上がりました!
今回注文させて頂いたのはランチメニューの「チョリソープレート」です。
ご主人手製のチョリソーがこんがり焼いてあるのがとても美味しそうですね!
そして、ちょっとした野菜やネギマヨソースが付いてきます。
これらを、パンに挟むことで「チョリソー+パン=チョリパン」の完成になります!
ここで1つ特筆すべきは… お茶です!
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「ファンが集まる!コンセプトの作り方」
では、世界観の話しをしつこくしています。
もちろん、重要だからです。
例えば、このような感じです。
アルゼンチン料理を出すお店の
セットメニューの飲み物は、
アルゼンチンを代表する飲み物であるべき!
ここでは、「マテ茶」です。
日本でいえば、「緑茶」に相当する
国民的お茶がマテ茶になります。
少し前から、日本でも販売されていますよねー
(太陽のマテ茶)
話しによると、南米の方は、
日本人の4倍も牛肉の消費量が多いのに、
野菜は半分程度しか食べないんですって。
なので、「飲むサラダ」の愛称で
親しまれているそうです。
※効能などについては、諸説ありますので、ここでは記述致しません。
あしからず。
ちなみに、お店の中にも「マテ茶」に関する説明もあれば、
更に良かったですーー
なぜなら、
女性は美容・健康に関心が高いですし、
男性には「俺のウンチク」として関心が高まる可能性があるからです。
クチコミが、期待できませんかー?
2. まとめ
・想いを込めた商品と、その背景=ストーリーを一緒に伝える
・他にはない強みと弱みを見極めて、対策を立てる
・第三者のチカラを借りて宣伝してもらう(他力の活用)
3. 学び
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