IiI コンセプト通信 vol.36 魔法の国のアリス

 

 「世界観でファンを喜ばせるには?」

 

 コンセプト 

 

 「不思議の国のアリス」がテーマの

  ファンタジックな空間で楽しむレストラン


 

もくじ:

 

 1. 体験レポ

 2. まとめ 

 3. 学び


1. 体験レポ

■出会いのキッカケは…


 

実は私の奥さんはホテルのコンシェルジュをしております。

 

そこのホテルのお客さまに たまに聞かれるレストランのうちの1つが、この「不思議の国のアリス」レストランなのだそうです。

 

 

我が家は実体験を大事にしていますので、奥さんにも、お客さまにも、私にとっても参考になることがあるかと思い、新宿西口にあるお店まで行ってきましたー

 

 

 

 

つまりクチコミにほぼ近い状態で、

その存在を知りましたー

 

やはりなにかに絞って突出すると…

 

 ・マスメディアの情報発信

 ・ブロガーの記事ネタ

 ・SNS拡散

 ・個人間のクチコミ

 

など、伝達経路が増えますね!

 

 

このレベルで構築できなくとも、

 

 人の興味関心を惹く要素

 

は、必須ですねー

■「世界観」ってなんだろう


 

「不思議の国のアリス」の映画を観たことがある人なら、この通路にもきっと気が付くはず。  

 

 女王の庭

 

「あー、なんか映画で観たことある!」

 

なんて風に、ファンの方にはテンションが高まりますよね!?

 

 

 

 

コンセプトが「不思議の国のアリス」なのだから、

やっぱりそうでないといけませんよねー

 

この他にも、ファンならば気が付く

アリスの世界にちなんだ装飾なんかもあると思います。

 

私は、「ふしぎの国のアリス」を一度しか観たことがないので、

その世界観を100%満喫することが出来ず、なんだか残念でした…

 

行く前に、再度映画を観てから行くべきでしたねー 失敗。

■「魔法の国」は「乙女心をくすぐる世界観」だった!?


 

見てください、このハートのシャンデリアをーー

 

女性ならば、まず間違いなくテンションあがりますよね!

 

40歳男性の私でも おぉっ と声を上げたほどですから。

 

とても可愛らしい装飾なので、格好の被写体ですよねー

 

 

実際、Instagramの投稿でもエラい人気ですよー

 

 コチラ

 

 

特に男性の方は、女性のことを学ぶために、見てみてさいねー

 

みんなのテンションの上がり具合が分かりますよっ

■ファンの想いに応える


 

お気づきですか?

 

"あの女王"の好きな「赤い薔薇」が、クッションになってるじゃないですか!

 

こういう細かいところに、お客さまが感動しますよねー

 

 

 

 

来店されているお客さまの様子を見ていると、

このクッションを抱いて可愛くポーズを決めて

写真を撮っている方がいらっしゃいました。

 

これを思うと、

世代を問わず愛されていることがよく分かります。

 

やっぱり女性は「絵本の中のような世界」が、

好きなんですねー

 

この椅子たち、お気づきですかー

 

私にはなぜだか分からないんですけど、椅子がバラバラになってるんですね。

 

映画の中の、「あのハチャメチャな展開」に合わせてのことなんでしょうか。

 

 

それもこれも、世界観の統一のため…

 

そのために、ここは椅子がバラバラなんですねー

■ドリンクメニューにも「アリスの世界観」


 

奥さんによると、ドリンクの名前が映画の中のキャラクターや、セリフ、登場シーンを連想させるものがいくつかあって…  

 

 「選ぶのに、なんだかワクワクする」

 

とのことでした。

 

 

この ワクワク感 大事ですよねー

 

 「人は感情で動く生き物」

 

という普遍の心理がありますので、

 

 「どうすれば感動してくれるのか」

 

もしくは…

 

 「どうすればんで頂けるのか?」

 

に、フォーカスして事業の指針としたいですよね。

 

ということで、奥さんが選んだドリンクは…

 

 「いたずらチャシャ猫のニヤニヤスマイル」

 

でした。

 

 

私には、ドリンクの色とオレンジの"造り"が、あのチャシャ猫を連想させますが…

 

いかがでしょうか?

 

 

ちなみに、味は柑橘系をつかっているだけあって、サッパリとして美味しかったですよー

■フードメニューはこんな感じ…


 

フードメニューに関しては、最初からあまり期待していなかったぶん、大した感動も、がっかり感もありませんでした。

 

 

 

 

やはり、事前に各グルメ検索サイトのレビューで、評判を確認していました。

 

なので期待値のコントロールをしてから

実際にお店を訪れているで…

 

 「えぇっ、思ってたのと違う…」

 

という

 

 「お客さまの理想と現実のギャップによる摩擦

 

は、ほぼゼロでした。

■注文したメニューがきました!


 

 煮込みデミグラス

 ハンバーグプレート

 

ただ、正直「見せ方(魅せ方)」は、 ちょっと がっかり かな〜と、 私は思いました。

 

 

 「あんたっ、なにをエラソーに!」

 

 

と、思われるかと思います。

 

ですので、ファンの方がいましたら、ぜひお聞きしたいと思うのですが、

この「見せ方(魅せ方)」いかがでしょうか?

 

がっかり?

満足?

 

 

 

 

ランチメニューなので、こんなものなのかもしれませんね…

 

それでも、1,380円しますけど。

 

しかも、サラダボウルが、上げ底だったんです…

■実際に行ってみて分かったこと


 

印象に残っていることと言えば、

やはり

 

 「女性客の反応ぶり」

 

です。

 

 

店内でお見かけした女性客たちは…

 

 女子会で集まっていた(個室貸切)

 女子トークがメイン

 キャーキャー言うのは意外にもほどほど

 1人で来店している方もいた

 映画の話しもたまに出た

 アリスの映画を観たこともない子もいた

 写真を撮る女性も多かった

 ハートの装飾は人気だった

 グラスのデザインの微妙な違いに気付いた

 

…という感じでした。

 

 

なお、私が事前にネットで検索した

前評判(=実体験からのレビュー)では…

 

 

 ・女子会

 ・誕生会

 ・パーティー

 

が、多かったです。

 

ということで、こちらのレストランのコンセプトを

最大限に活かすには、上記の3点を強くアピールしたり

枠組みをしっかりと作ることなんでしょうね!

 

だって、「お客さまの声」にそう書いてありますからっ

 

 

 

 

それと、

 

 「娘と一緒に…」

 

というお母さまたちが多かったのは、

とても印象的でした。

 

 「娘を喜ばせたい」

 

という母親心なんでしょうね… ステキです。

 

 

この「お客さまの反応をきちんと取り入れる」として、

ぜひ、母と娘の特別メニューを提供して欲しいですよねー

 

きっと「感動的で忘れられない体験」になることでしょう!

2. まとめ


 

・すでにそこにある認知度を活用する

 

・原作のファンの方にも、そうでない方にも世界観で魅了する

 

・ある程度、幅の広い客層に対応できるコンセプトの絞り込みにしている

 

・ご利用別シーン(女子会・誕生会)で、選ばれる確立がより高まるコンセプト作り

 


3. 学び

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