「伝わるように伝える方法は、表現力を豊かにするだけでなかった!」
コンセプト
初めての方にも、気軽に伝統芸能の生の舞台にふれていただきたい
1. 体験レポ
■場所は国立劇場
見てください、この外観をー
やはり国立劇場とあって、
つくりは重厚兼美でステキですね!
シンプルな外観ではありますが、
洗練された印象を受けます。
赤い提灯があるだけで、
「和」のテイストを感じさせますよねー
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場所は「永田町」。
ニュースでたまに聞くあの「永田町」です!
地下鉄永田町駅からだと、
徒歩10分くらいのところにあります。
■鑑賞教室の内容は…
「歌舞伎のみかた」という解説と、
「毛抜」という実際の演目の
2部構成になっています。
「歌舞伎に親しみをもってもらう」
というのが、イチバンの目的ですので、
このような内容構成になっているんですね!
四百年の歴史をもつ歌舞伎といえど、
来場者の数を今後とも維持していくのは
きっと難しいのでしょう。
実際に、40歳の私でさえ、
歌舞伎を観るのは2回目です。
江戸時代から老若男女を問わず、
一般大衆のための演劇であり、
娯楽だったはずです。
ただ、時代の変遷とともに、
歌舞伎自体が敷居の高いものに成り変わったり、
大衆向けの娯楽が、
映画やテレビ、スポーツ観戦なんかに
どんどん移り変わってしまってきました。
時代ですよね…
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このような日本の伝統芸能を支えて行く為には、
次世代のファンの育成が必要になります。
そのために、
日本芸術文化振興会が後押しをして、
このような「手を差し伸べる施策」を
試みているんですね!
では、「具体的にどのようにして」、
新しいファンの育成に挑戦しているのでしょうかー
■ネット予約&チケット発券機
この辺りは、もはや映画とかとなんら変わりはありませんね。
簡便性を備えていないと、
「歌舞伎ってどうやって観れるの?」
という障壁を乗り越えるところから始まることになります。
この場合…
「あ〜なんか面倒くさいなぁ…」
なんて思われて、
簡単に選択肢から外されてしまいますからねー!
忘れてはいけません、
「現代は選択肢が多い」
のです!
しかも!
ネット検索=かんたんに比較出来る
そんな時代なのですー
選ばれるように、努力しましょう!
■会場の雰囲気と来場客
お気づきですか?
女子高生と、おばあさまたちが同じ写真に中にいらっしゃいます。
これは、どういうことでしょうか。
お客さまはコンセプトで選ぶ
今回の歌舞伎鑑賞教室は…
女子高生のための…でもなく、
中高年淑女のための…でもなく、
初めての方のための鑑賞教室
なのです。
お客さまはコンセプトで選ぶ
↓
お客さまのココロの内を知りましょう
■"お持ち帰り"も用意する
本日、この鑑賞教室にいらっしゃる方は…
・初めての参加
・次回は来ない
…という方がほとんだと思います。
だって「鑑賞教室」ですからね。
更に、この中で
「今日の思い出に、なんか買って帰りたい」
「家族・職場にお土産を買って帰りたい」
という方もいらっしゃると思いませんか。
そんな方は、「なにをお求めに」なられるのでしょうか?
お客さまのココロの内を知りましょう
■お客さまの"不満"に対応する
こちらの写真を見て、あなたには何が思い浮かびますか?
私は、このように考えました…
・お客さまの中には、よく聞き取れない方もいるかもしれない
・外国人のお客さまにも演目を理解できるように英語のイヤホンガイドの準備
・比較的、年配の来場者も多いので、館内で一息つける場所を用意
・持ち込んだ軽食を食べれるスペースを用意
と、このように
「お客さま目線での取り組み」
に関心致しました。
ここで重要なのが…
「不満が出る前に、先手を打って用意する」
ということですよね!
やはり
「人ありき」
ですね!
■出演者による解説は分かりやすかった
序盤の解説は、実際の歌舞伎役者さんが行ってくれました。
なんと、この30分ほどの解説のあとに、着替えて、お化粧をして、再度舞台にあがるとのことです!
この取り組み姿勢には、お客さまも喜ばれますよね?
野球選手が、サッカー選手が、試合前にここまでしてくれるでしょうか?
「歌舞伎の新たなファンを作る」
という明確な目標があるからこそ、
一貫した施策を執り行うことが出来ますよね。
その想いのこもった、
真摯な対応姿勢が、
お客さまの
ココロに響く
のではないでしょうか?
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解説の内容は、歌舞伎業界での用語やら、
舞台装置やら、小道具についてが中心でした。
具体的には…
・花道とは〜〜
・女形とは〜〜
・歌舞伎の世界で黒は〜〜
などでした。
ここでは、省いてしまいますが、
非常に丁寧かつ詳細に教えてくださりました。
これが
「背景を語る」
ということの一部なのだと感じました。
あとで振り返れば、
これを知っていると知らないとでは、
観賞時の理解と、
観賞後の満足度が
全然違いました。
■私の学び→お伝えしたいこと
この「鑑賞教室の解説」で、イチバン学びになったことを1つあげるとすれば、ここです…
共通認識を作る
ということです。
「えっと、なんですかソレ?」
と思われるかとしれませんので、
実際の内容に合わせてお伝えさせて頂きます。
観客席から見て、
右手を「上手(かみて)」
左を「下手(しもて)」
と、呼びます。
という、この解説。
ここに全てが詰まっています!
こういう細かい共通認識がピタリと合うことが、
大事ですよね。
コンセプト作りの重要な要素の1つは、
共通認識作り
だと、
私は思っています。
例えを変えてみると、
もっと伝わりやすいかもしれませんね…
あなたの掲げるコンセプト
II
お客さまの求めるコンセプト
これですよ、これ!
舞台から見ても(あなた目線)
観客席から見ても(お客さま目線)
上手は、上手。
下手は、下手。
■さらに細分化しての取り組み
コンセプトを決めるとき、
難しいのが「絞り込み」だと思います。
これは、集客に不安が出るからですよね?
「果たしてこのコンセプトで…」
って。
では、そもそも
なぜ「絞り込み」が必要なのでしょうか?
「絞り込み」をしたほうが、
同じ方向を向いたお客さまが集まりますよね。
そして、その分純度が高くなるので、
お互いにとって良い結果を得られ易いからです。
そして、以前もお伝えした、
摩擦が生じにくい
環境になります。
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では、具体的にはどのようなことなのでしょうか?
それが、この写真の中にあります!
歌舞伎鑑賞教室
↓
(絞る)
↓
Discover Kabuki
外国人のため歌舞伎鑑賞教室
また、こんな方法で
横につなげていくことも出来ますよね!
歌舞伎鑑賞教室
↓
(ズラす)
↓
親子で楽しむ日本舞踊
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細分化して、
「お互いに効率の良い価値交換」
に、なるように努力しましょう!
2. まとめ
・現状を把握して、きちんと分析すると、すべき対策が見えてくる
・共通認識を作ることで、「想い」と「思惑」がピタリと重なり合うようになっていく
・細分化することで、絞り込み。 純度を上げて、摩擦を避ける。
3. 学び
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