「"その"背景や想いを込めたストーリーを伝えよう」
コンセプト
世紀の発明インスタントヌードルを産み出した「創造的思考」を体験できる場
1. 体験レポ
■インスタントラーメンの博物館!?
日本人でなくとも、世界中でたくさんの人が知っている「インスタントヌードル」。
そのアイコンともいえるのが、このカップヌードルですよね?
その名前を冠した博物館が、横浜みなとみらいにあるんですー★
日清食品創業者の安藤百福さんが発明したチキンラーメンが、およそ60年後の現在、世界で年間975億食も消費されています。
その偉業の成り立ちを
ここで学ぶことが出来るんですよー
■受難〜飛躍
安藤さんは、この掘建て小屋でインスタントラーメンの開発に取り組んでいました。
「他に無いものを作る」
「求められるものを作る」
という2つの目的を掲げて、1日4時間の睡眠で1年間、一人もくもくと研究にいそしみます…
しかも、ある出来事の結果、それまでも事業で築いた富は パァ になっていました。
それでも、ある日の発見で(奥さんの天ぷらを揚げる様子を見て)、チキンラーメンの開発に成功します。
瞬間油熱乾燥法という… って、ここで細かいことを説明してもしょうがないのですが、大事なポイントは…
普段の生活の中から
ヒントを見いだした
ということではないでしょうか。
日々、アンテナを張っておくことの大事さを学ばさせられますねー
以来、姿カタチは変わっても、乾燥麺をお湯で戻すということ自体には、ほぼなんの変わりもありません。
こーんなに、壁一面に展示するほどバリエーションが増えたにも関わらずにですよ!
ちなみに、視点を変えて別の側面から考えると…
軸はブレずに少しずつズラす
ということの大事さも、
このバリエーションの豊富さから学べますね。
自分もそうですが、
消費者って飽きっぽいじゃないですか?
「すぐにお腹を満たせる」
というベネフィット(目的)の部分はブレずに、
少しずつズラして飽きさせない工夫ですね!
■年間消費量975億食!?
もはや天文学的な数字なので、
ピンとこないので日本の総人口で割ってみると…
日本の総人口:約1.25億人
年間消費量:1人当り780個!
1日当り:2.13個
すごいことになってます!
世界10位の人口を誇る日本で
赤ちゃんから爺ちゃん婆ちゃんまで、
毎日2個食べている計算ですー
毎日ですよ、毎日!
※インスタントラーメンの消費量なので、日清食品単体の数字ではない
■安藤百福さんの"Creative Thinking"
インスタントヌードルの発明にいたった安藤百福さんが、その経緯から言語化した秘訣がコチラです。
1:まだ無いものを見つける
2:なんでもヒントにする
3:アイデアを育てる
4:タテ・ヨコ・ナナメから見る
5:常識にとらわれない
6:あきらめない
安藤百福さんの個人的なファンでなくても
チキンラーメンやカップヌードルのファンである方ならば
このような 賢者の声 は、ココロに響きますよねー
■ファンがファンになる要素
こちらでは、なんと自分でカップラーメンを作ることが出来るんですよ!
今回は、夏休み期間中ということもあって、私は体験しませんでした。
だって、この参加者の数を見て下さい!
これだけの方に、
数時間待ってもやってみたい!
と、思わせる何かがあるんですねー
ファンづくりの際には、
ここを紐解くことが重要なことが分かりますね!
■シメはやっぱりラーメンで!
4階には、安藤百福さんが麺のルーツを探し求めていた時に出会った世界の様々な麺を、実際に味わえるフードコートがあります。
アジアを中心として、さまざまな国の麺料理が楽しめるようになっています!
もちろん私はチキンラーメンにしましたよー
このミュージアムを通して、
散々インスタントヌードルに関する話しを
聞いたりしたあとなので、
麺類を食べたくなるのは「もはや必然」ですよね!
■お店の情報
2. まとめ
・事業の経緯をストーリーで伝えることで、ファンが更にファンになる
・できる範疇でお客さまの関心に応えることをする(開発秘話の紹介など)
・話しの前後左右を盛り込むことで、話しの中心がハイライトされる効果を使う