IiI コンセプト通信 vol.54 Cup Noodle Museum - カップヌードルミュージアム

 

 「"その"背景や想いを込めたストーリーを伝えよう」

 

 コンセプト 

 

 世紀の発明インスタントヌードルを産み出した「創造的思考」を体験できる場


 

もくじ:

 

 1. 体験レポ

 2. まとめ 

 3. 学び


1. 体験レポ

■インスタントラーメンの博物館!?


日本人でなくとも、世界中でたくさんの人が知っている「インスタントヌードル」。

 

そのアイコンともいえるのが、このカップヌードルですよね?

 

その名前を冠した博物館が、横浜みなとみらいにあるんですー★

 

 

日清食品創業者の安藤百福さんが発明したチキンラーメンが、およそ60年後の現在、世界で年間975億食も消費されています。

 

その偉業の成り立ちを

ここで学ぶことが出来るんですよー

■受難〜飛躍


 安藤さんは、この掘建て小屋でインスタントラーメンの開発に取り組んでいました。

 

 「他に無いものを作る」

 

 「求められるものを作る」

 

という2つの目的を掲げて、1日4時間の睡眠で1年間、一人もくもくと研究にいそしみます…

 

しかも、ある出来事の結果、それまでも事業で築いた富は パァ になっていました。

 

 

それでも、ある日の発見で(奥さんの天ぷらを揚げる様子を見て)、チキンラーメンの開発に成功します。

 

瞬間油熱乾燥法という… って、ここで細かいことを説明してもしょうがないのですが、大事なポイントは…

 

 

 普段の生活の中から

 ヒントを見いだした

 

 

ということではないでしょうか。

 

日々、アンテナを張っておくことの大事さを学ばさせられますねー

 

 

以来、姿カタチは変わっても、乾燥麺をお湯で戻すということ自体には、ほぼなんの変わりもありません。  

 

こーんなに、壁一面に展示するほどバリエーションが増えたにも関わらずにですよ!

 

 

 

ちなみに、視点を変えて別の側面から考えると…

 

 

 軸はブレずに少しずつズラす

 

 

ということの大事さも、

このバリエーションの豊富さから学べますね。

 

自分もそうですが、

消費者って飽きっぽいじゃないですか?

 

 「すぐにお腹を満たせる」

 

というベネフィット(目的)の部分はブレずに、

少しずつズラして飽きさせない工夫ですね!

■年間消費量975億食!?


 

もはや天文学的な数字なので、

ピンとこないので日本の総人口で割ってみると…

 

 日本の総人口:約1.25億人

 年間消費量:1人当り780個! 

 1日当り:2.13個

 

すごいことになってます!

 

世界10位の人口を誇る日本で

赤ちゃんから爺ちゃん婆ちゃんまで、

毎日2個食べている計算ですー

 

毎日ですよ、毎日!

 

 

 ※インスタントラーメンの消費量なので、日清食品単体の数字ではない

 

■安藤百福さんの"Creative Thinking"


 

インスタントヌードルの発明にいたった安藤百福さんが、その経緯から言語化した秘訣がコチラです。

 

 

1:まだ無いものを見つける

 

2:なんでもヒントにする

 

3:アイデアを育てる

 

4:タテ・ヨコ・ナナメから見る

 

5:常識にとらわれない

 

6:あきらめない

 

 

安藤百福さんの個人的なファンでなくても

チキンラーメンやカップヌードルのファンである方ならば

このような 賢者の声 は、ココロに響きますよねー

■ファンがファンになる要素


 

こちらでは、なんと自分でカップラーメンを作ることが出来るんですよ!

 

今回は、夏休み期間中ということもあって、私は体験しませんでした。

 

だって、この参加者の数を見て下さい! 

 

これだけの方に、

 

 数時間待ってもやってみたい!

 

と、思わせる何かがあるんですねー

 

ファンづくりの際には、

ここを紐解くことが重要なことが分かりますね!

■シメはやっぱりラーメンで!


 

4階には、安藤百福さんが麺のルーツを探し求めていた時に出会った世界の様々な麺を、実際に味わえるフードコートがあります。

 

アジアを中心として、さまざまな国の麺料理が楽しめるようになっています!

 

もちろん私はチキンラーメンにしましたよー

 

 

 

このミュージアムを通して、

散々インスタントヌードルに関する話しを

聞いたりしたあとなので、

麺類を食べたくなるのは「もはや必然」ですよね!

■お店の情報


 

 Cup Noodle Museum - カップヌードルミュージアム (安藤百福発明記念館)

 

 Webサイト:https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/

 

2. まとめ


 

・事業の経緯をストーリーで伝えることで、ファンが更にファンになる

 

できる範疇でお客さまの関心に応えることをする(開発秘話の紹介など)

 

・話しの前後左右を盛り込むことで、話しの中心がハイライトされる効果を使う

 


3. 学び