「いつもの●●に新しい提案を!」
コンセプト
麦類とドライフルーツを混ぜたシリアル食品
1. 体験レポ
■グラノーラとは?
2010年頃から、いっきに認知度が高まったグラノーラ。
一般的には、麦類とドライフルーツを混ぜたシリアル食品のことを指すそうです。
近年の飛躍の要因は、「シリアルの代り」ではなく朝食としての立ち位置を目指したことだそうです。
特に、朝ご飯を食べない方々、特に若い女性の支持を得ることに成功したんですって。
そもそも、ここ数年続く健康ブームもあって、
健康志向の裾野が広がる中で、
「グラノーラで健康に」と思う方にも
ヒットしているようですね(私もです)。
実際のところ、健康という言葉の定義が
広過ぎるように思います。
ですので、「どう健康的なのか?」は、省略しましょう。
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私はここ5年ほどグラノーラ(フルグラ)を、
ほぼ毎朝欠かさず食べています。
もう、ワンパターンなんですよー すると、
やはりたまに事件が起こります…
それは、「買い忘れ」。
いつもはネット通販大手で購入しているのですが、
先日の火災(2017/02/16)のあと、
つい買い忘れをしてしまっていました。
結果、ある朝、ついにストック切れを
起こしてしまいました。
5年間、ほぼ毎日食べていたものが食べられない…
この違和感… 私の「朝食の方程式」が
ガラガラ と音を立てて崩れ落ちていきました…
(↑なんかCMとかであるような光景ですね…)
※人は一貫性が損なわれると、違和感が生じる
ということで、 朝イチで、
歩いて5分のミニスーパーに駆け込みました!
近所のミニスーパーの ギチギチ に詰め込まれた商品棚を見て、私が思ったこと…
「お客さまはなにを基準に、どれを選ぶのか?」
■比較して吟味してみようと思います!
今回は学びのために、気になるものを全部買ってみました!
パッケージの表面からして、
それぞれのアピールしたいことがよく分かります。
色合いも、商品の特徴を表す色を選んでいると思いませんか?
尚、パッケージの裏面を比較してみると、
もう少し詳しく書いてあります。
「この商品はなんなのか?」
というお客さまの?に配慮していますねー
と、同時に、
「グラノーラを朝食に」
という立ち位置は同じなので、各社差別化に必死です!
以下、その違いをざっくり見てみましょー
■ごろっとグラノーラ (日清)
充実大豆 きなこ仕立て
「もっと大豆リッチ」
・「ごろグラ」という独自の造語を多用。
・ネーミングどおりに具材を大きめにカット。
・健康的なイメージのモデルを起用して、その影響力を活用しようとしている。
■フルグラ (カルビー)
4種の実りメープル味
さつまいも入り
「期間限定」
・業界最大手なので、差別化よりも追従戦略
・別会社のヨーグルトとのコラボが功を奏す
■フルーツグラノラ (ケロッグ)
ハーフ・1/2 マンゴー入り
「脂質50%カット」
・ケロッグ="シリアル"ブランドからの脱却
・栄養面のアピールで差別化(チャート載せ)
・消費者の声に合わせて改善
■お客さまには選ぶ理由が必ずある!
3商品を並べるとこんな感じです。
左)
ケロッグ
フルーツグラノーラ
脂質50%カット
上)
日清ごろっとグラノーラ
充実大豆
右)
カルビー
フルグラ
4種の実りメープル味
違いがなんとなく分かりますね。
さて、このサイト
「ファンの集まる!コンセプトの作り方」
では、タイトルどおりに
ファンが集まるかどうかを大事に
しています。
ということで、
「あなたがあなたの潜在的なファンに認知され、選ばれる」
ために、試しに身近な商品を比較してみてください!
「なぜその商品・サービス・イベント・ビジネスが選ばれるのか?」
を、念頭に研究するのを忘れないようにしましょうねー
2. まとめ
・市場拡大期には、間違いなくライバルも増える
・「他と同じ」では、積極的/熱狂的に選ばれることはない
・「どこの・だれの・どんな問題(悩み/不満/期待)」に対して、解決策を提案するのか絞って考えよう
3. 学び
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