1. テーマとは?
テーマを考える際に、参考になるのはテーマパークがあります。
例えば、TDR(東京ディズニーリゾート)は、
ディズニーランドと、ディズニーシーに、
まずは大きく分かれています。
それぞれが、それぞれのコンセプトの基に、
さらに細分化したテーマでエリア分けをされています。
ディズニーランドの場合
- ビッグサンダーマウンテンのあるウエスタンランドや
- ジャングルクルーズのあるアドベンチャーランド
- 近未来を感じさせるトゥモローランド
ディズニーシーの場合
- イタリアの街並みや(ベネチア)
- 中東の街並み(アラジンの世界)
- 中米の遺跡(マヤ文明の遺跡)
- 海底世界をテーマにした街並み
などをそれぞれ再現して、それに合わせたアトラクションやレストランを展開しています。
「なにを伝えたいのか?」
と、言いますと、
TDRのコンセプトメッセージである「夢がかなう場所」を、
テーマという細分化されたカテゴリーで
実現しようと努力しているということです。
2. 例えばこんな使い方
KIRINの清涼飲料ブランドの1つである、「世界のKitchenから」。
ネーミングから、どんなコンセプトで商品を開発しているかが伺えますよね。
世界の = いろんな種類がある
Kitchen = お母さんのいるトコロ
から = 実際に現地で得たヒントを活用して商品開発
女性向けに開発されたブランドとあって、
お母さん = 安心・安全への想い
種類が豊富 = 女性の好奇心を刺激
というのも、読み取れるのが秀逸です!
そのコンセプトの基、次のような商品が世に送り出されます。
- ピール漬けハチミツレモン-2007(イタリア)
- とろとろ桃のフルーニュ-2008(ハンガリー)
- ソルティライチ-2011(タイ)
- ふんわり薫る柑橘ジャスミン-2011(ベトナム)
- 甘く香り立つスパイスの薫るホット葡萄-2015(ドイツ)
いかがでしょうか、どれも「世界のKitchenから」というコンセプトに基づいて、
各テーマ別に、特徴ある商品が構成されていませんか?
ちなみに、メルマガ会員数は3.3万人を超えているそうです!
しかも、2011年に!
参考:http://j-net21.smrj.go.jp/develop/foods/entry/2011121301.html
尚、余談ですが、私は「甘く香り立つスパイスの薫るホット葡萄」が好きです。
2015年の寒い冬の日に、コンビニでたまたま見かけたので買ってみてところ… ヒット!
その冬だけで、5本は買いました。 (少ない!?)
でも、このブランドのにわかファンなので、
次の新しい商品も買ってみようと思っています!
[まとめ]
- テーマとはコンセプトを実現するための具体策
- テーマがあるからコンセプトを下支えできる
- お客さんにコンセプトを細分化して伝えることができる
…