1. コンセプトってなんだろう?
そもそもコンセプトってなんでしょう。
ビジネスにおけるコンセプトとは、
日々の生活のなかで、どんなときに考えるものでしょうか。
例えば、こんなとき…
- いつもコンビニで手にする"あの"商品
- 前に行ったことのある"あの"テーマパーク
- 今度利用してみようかなと思っている"あの"サービス
なにを基準にして選んでいますか?
価格?
立地?
お手軽感?
世界観?
自分以外の誰かが喜んでくれるから?
「ん〜、そんなことあんまり考えていないかなぁ…」
という方も多いのではないのでしょうか。
しかし、最後はなにかの基準で選びますよね。
いったいなにが基準になるのでしょうか?
お客さまはコンセプトで選ぶ
お客さまは、手にする商品やサービスのよって得られる最終的なメリットを求めています。
しかし、得られるメリットが不透明な場合や、その商品やサービスがお客さまにとって得体の知れないものだとしたら…
仮に、たとえそれがありったけの想いを込めて用意した商品やサービスだとしても、選んでもらえることはありません。
だからこそ、そこをコンセプトという名の共通の認識ポイントを使って、具体的に伝えることが必要になるのです。
2. コンセプトを定義しよう
このサイトではコンセプトの定義を、このようにお伝えしたいと思います。
「3-1.ビジネスを成功させる3つの金言」で詳しく解説させて頂きますが、まずは何よりもお客さまの問題を解決する必要があります。
ただ、そうは言っても、そんなにカンタンではないですよね。
では、どのように問題を解決するのでしょうか?
上記の図を参考にしてみましょう。
先に示した抽象化した概念を、図に表してみました。
いかがでしょうか。
お客さまの欲しいことに、あなたに提供できることが ピタリ と当てはまるでしょうか。
お客さまの想いを汲み取って、しっかりとしたビジネスモデルに落とし込んで、問題を解決できるでしょうか?
「お客さまの問題とあなたの解決策の焦点を合わせる」
3. 先輩成功例に学ぼう! - TDR
日本のテーマパークの代名詞ともいえる東京ディズニーリゾート(TDR)を参考にしてみましょう。
1983年の開園以来、すごい人気ですよね。
2014年4月の統計では、累計来場者数が6億人を超えたそうです!
来場者数も驚きですが、リピート率が90%を超えるというのもすごいです。
いったいなにが、たくさんの人のココロを惹き付けるのでしょうか?
その秘密を探るべく、コンセプトメッセージから注目してみましょう!
お客さまに向けてのアピールのための文言。
- 1983年開園
- 年間来場者数 3,000万人(2016年)
- コンセプトメッセージ「夢がかなう場所」
- 出典:http://www.tokyodisneyresort.jp/
年間3,000万人!
これだけの数のお客さまの想いを汲めば、求められているものもバラバラになるはずです。
しかし、それでもこれらのお客さまに共通して響くコンセプトとは、なんなのでしょうか?
例えば…
- 会いに行ける"ディズニーの世界"
- 家族の笑顔に逢える場所
- 友達との思い出づくりの場所
- 恋人と特別な時間を過ごす場所
しかし、これらの想いを抽象的にまとめると、確かに「夢がかなう場所」だと思います。
そこに、開園以来、お客さまにずっと支持されている理由があります。
■まとめ
- お客さまの問題と、あなたの解決策の焦点を合わせる
- ココロに響くように、伝わりやすく伝える
- コンセプトを掲げるならば、お客さまの想いを汲むこと