1-3. 選ばれるコンセプトの要素7選

コンセプト 作り方 例


1. 選ばれる要素7選

 

【1】誰が対象なのかわかる

 

「初めての方のための…」

「主婦のための…」

「大学受験生のための…」

「社会人一年目のための…」

「ひとり起業のための…」

 

 

 

【2】メリットが明確

 

 

 「結局、なにを得られるのか?」

 

 

誰もがそんなことを考えますよね。

 

きっとこのサイトのコンセプトメッセージを読んだあなたも同じように考えている筈です。

 

 

 「で、結局なに?」って。

 

 

だからこそ、最初から得られるメリットをコンセプトに入れておく必要があります。

 

そうすることで、同じ方向を向いて歩んでいくことができるので、お互いに無駄もなく、スムーズなお付き合いが出来ます。

 

「家でもなく、職場/学校でもない、第三の場所」

 コーヒーよりも大事にしていたのは特別な空間の提供

 

「肉料理特化型フードエンターテイメント」

 お肉をたらふく食べたい人向けの「お肉を集めた」イベント。

 

 

 

【3】目標達成までの道すじが目に浮かぶ

 

「あなたに、いちばんのマンツーマンを」 

 マンツーマンに特化した英会話教室。

 

「いつでも、どこでも、学習しよう」

 スマホで学ぶ講座。 通勤時間を有効活用したい人向け。

 

 独自の呼吸法をつかったダイエット法。

 タイトルを読んだだけで、内容がわかる。

 

 

 

 

【4】独自優位性(USP)が強い

 

USPとは、ライバルがいる状態で優位性を保つための考え方です。

 

ライバルの存在は需要がある」証拠です。

 

 

ここでのポイントは、ライバルとは明確な違いを持つということ。

 

 

 「あー、あそこと同じか」

 

 

と思われてはいけないのです。

 

 

 ・ライバルが太刀打ちできない勝ち土俵

 ・同じジャンルに仕分けされない明確な違い

 

 

この2つを見つけましょう!

 

 

【5】忘れられないフレーズが入っている

 

逆に言えば、覚えられないフレーズを使っていてはいけません。

 

 

 「なんだっけ、あそこの、

  ほら、あの〜なんだったっけ?」

 

 

せっかく興味をもってもらっても、そのあとが続かなくてはもったいないです。

 

どちらかと言えば、他人にマネされるくらいお客さまのココロに響くのが良いですよね!

 

 


【6】共通語が入っている

 

数字、地名、駅名、業界用語、専門用語、つぶやき…など。

 

ポイントは、お客さまの頭の中にある言葉で話すこと。

 

同時に「お客さまのわからない言葉を使わない」も大事ですよね。

 

 

 

 

 

  

【7】 前向きなイメージである

 

どのお客さまも「現状を変えたい!」と思って、解決策を探していらっしゃいます。

 

その気持ちを汲み取れば、やはりモチベーションが湧くコンセプトにしたいですよね。

 

ここにも気を配りたいとこです。 

 

 


2. 成功例に学ぶ「選ばれるコンセプト」

 

  • RIZAP - 健康コーポレーション

 「結果にコミット」

 「2ヶ月で、このカラダ。」

 

 ・マンツーマン型プライベートジム。

 ・Before-Afterを見せる"あのCM"で有名。

 ・2012年、運営開始。

 ・累積会員数5.6万人 (2016年)

 (平均すると、月に2,000人の新規会員獲得ペース)

 

 

出典:http://www.rizap.jp/

 

 

近年、伝わりやすいコンセプトを掲げているビジネスの代表格は、このRIZAPではないでしょうか?

 

"あのCM"を一度でも観てしまえば、興味がない方でも頭から離れませんよね。

 

 https://www.rizap.jp/cm/

 

コンセプトメッセージといい、使っているフレーズ、Before-After映像、BGM、プライベートジムらしい高級感のあるたたずまい…

 

 コンセプトに基づいた世界観の統一

 

これが、秀逸だと思いませんか?

 

 

更に特筆すべきことは、RIZAPのロケーションです。

 

 アクセスが良いところばかりではない 

 

 

それでも、お客さまはそのコンセプトに惹かれて、問題解決(目標達成)のためにあしげく通われています。

 

 

最後に、RIZAPの市場参入時の状況を振り返ってみましょう。

 

  • スポーツジム業界には違うカタチで後発参入。
  • ダイエット業界には、ライバルが常に無数に存在。

 

なのに、RIZAPのこの存在感

 

これを思うと、コンセプトの魔力ってすごいですよね。

 

 


3. 私が実際に選んだコンセプト

 

私の実体験を基に、「なぜなら…」というお客さまのココロの内を書き出してみます。

 

 

[選ぶ基準] 

 ◎ ポジティブ

 ▲ ネガティブ

 □ その他

 

【1】iPhone

 

iPhone 5 に続き、iPhone 6 も購入しました。

 

[選ぶ基準]

 ◎ シンプルなデザインのもの

 ◎ メジャーなメーカーのもの

 ◎ 説明書を読まなくても直感的に使えるもの

 ▲ モデルチェンジの速いメーカーは嫌い

 □ 機種代や月額使用料はあまり気にしない

 

  

 「直感的に使えて、見た目も、使い方もシンプルなスマホ」

 

 

【2】ユニクロ

 

ここ10年くらい、服はユニクロです。

インナーから、冬ものジャケットまで。

 

[選ぶ基準]

 ◎ シンプルなデザイン

 ◎ 価格もお手頃

 ◎ 身近に購入できるお店がたくさんあること

 ▲ 価格戦略をしているブランドは嫌い

 ▲ サイズが合わないブランドは選択外

 □ 服に興味が無い

 

 

「シンプルで、お手頃価格で、手に入れやすい服」 

 

 

【3】Jimdo

 

このサイトは Jimdo というCMSを利用して作成しています。

Jimdoは、ワード・エクセル感覚でサイトを作る事が出来ます。

最初につまづきやすい"設定"も、極限まで簡単にしてくれています。

 

 

Jimdo - ホームページ作成サービス

 

 "CMSとは 

 

 Contents Management System - コンテンツ・マネージメント・システム

 Webサイトなどのコンテンツ制作のできるシステムのこと。

 

[選ぶ基準]

 ◎ 無料で開始できるもの

 ◎ 説明書がなくてもサイト制作が自分でできるもの

 ◎ クラウド型で、ネットにアクセスできる限りどこからでも編集可能なもの

 ▲ ややこしい設定のあるものはパス

 ▲ 機能が制限されているものもパス

 □ 月額・年額利用料のあるプランは、必要に応じてアップグレードする

 

 

 「自分で、いつでも、どこでも、かんたんに、サイト制作ができる」

 

 


[まとめ] 最重要ポイント

 

 お客さま目線

 

これ無くして、選ばれることはありません。

 

そして、 

 

 選ばれなければ、自然淘汰される

 

よく聞く話しですよね。

 

選ばれて、ファンになってもらえなければ、そのビジネスは続かないのです。 

 

逆に言えば、お客さま目線の明確なコンセプトを掲げることができれば、ビジネスが持続します。

 

そこを目指しましょう!