1. ファンとはどのような存在?
- 期待してくれる人
- 応援してくれる人
- 信頼してくれる人
ここでは、そんな人たちのことをファンと呼びましょう。
ビジネスを手掛ける方にとっては、ファンの存在は必須です。
なぜなら、ファン、すなわち継続的に支持して頂ける人の存在があるからこそ、ビジネスが持続するのですから。
そして、そのファンの気持ちを一身に受けるからこそ、情熱をかけて取り組むことができますよね。
「なんのファンなのか?」
人によって趣味嗜好は違うので、ここでは可能性のあるものをいくつかあげてみましょう。
ポイントは「継続的に選んでいるもの」。
例えば…
- 商品
- サービス
- イベント
- スポーツ選手/チーム
- ミュージシャン
- アーティスト
- 俳優/女優
- 作家
- メディア
- 映画
- マンガ
- 出版物
- ゲーム
- ペット
などなど。
いかがでしょう、あなたにも思い当たるものがありませんか?
2. なぜ人はファンになるのか?
あなたは「誰かの」「なにかの」ファンですか?
もしファンであるならば、その理由を一緒に考えてみましょう。
「なぜファンなのか?」
「なにを求めているのか?」
いくつか推測してみましょう。
- 自分の理想を実現してくれる
- 期待に応えてくれる
- 応援したくなる
- 想像を超えてくれる
- 悩みを解決してくれる
- 気分をよくしてくれる
- 共感できる
- 尊敬できる
- 啓発してくれる
- 自分を満たしてくれる
- 自分を認めてくれる
- 裏切らない
- 新しい世界を見せてくれる
と、いったところでしょうか。
あなたはどんな理由を推測をしましたか?
言葉を変えれば、こんな言い方が出来るかと思います。
「自分を満たしてくれるなにかがある」
自分の満たし方は千差万別ですが、抽象化すると、こういうことはでないでしょうか?
例えば、ミュージシャンのファンになる人の特徴としては、以下のようなことが推測できます。
- 楽曲のメロディーやリズムが好きだから
- 詩の内容が好きだから
- ビジュアルに惹かれて
- 人生の境遇が似ているから
- 生き方に共感できるから
- 出身地が同じだから
などなど。
ただ、おそらく一番強いのは…
「言葉にならない想いを歌ってくれている」
ということが、自分を満たしてくれるからファンになるという方が多いのではないしょうか?
ここで練習として、実際にあなたがファンなものが、あなたにとって「なにを満たしてくれるのか」を考えてみましょう。
といってもそんな難しく考えずに、その理由をいくつか書き出してみましょう!
例)
1:スポーツ選手、ミュージシャン、アーティストなど
2:定期的に、もしくは継続的に手にしている商品やサービスなど
3. ファンの具体例
「私も一人のお客さま」
ですので、
「私がなんのファンなのか?」
を、参考にあげてみたいと思います。
私の場合は、米国Apple社製品のファンです。
もう断言できます!
言葉ではお伝えづらいので、これまでの購入歴をまとめてみました。
・Power Mac Peforma 6300/160 (1996)
・iMac (1999)
・iBook (2003)
・iBook (2005)
・iPod Touch (2008)
・iMac (2009)
・iPad 2 (2011)
・iPhone5 (2012)
・iPad mini 2 (2013) 母に購入
・Mac Book Air (2014)
・iPad Air 2 (2014)
・iPhone6 (2014)
・iPad mini 2 (2015) 奥さんに購入
・iPad Air 2 (2015) 義母に購入
・iPad Air 2 (2015) 兄に購入
…自分でもビックリする購入履歴ですね。。。
他社の類似製品があって、それが安いとしても、なぜか必ずApple社の製品を買ってしまうんですよね…
しかも、「自分にとって良かったから」という理由で、家族にも買いました。
そして、今後とも「選ぶならApple」というのが、自分の頭の中の初期設定です。
その理由をいくつか書き出してみます。
- デザインが常に素晴らしい
- すぐに使える(性格上、説明書を読むのが嫌い)
- なんか愛着が湧く
ざっくりと抽象的な理由ばかりですが、人は直感的に判断しますので、この要素は重要です。
もはやファンなので、「他社製品とじっくりスペック比較」なんて無駄なことはしません。
即決購入です。
1つポイントになるのは「愛着が湧く」という完全なる感情的な理由です。
「人は感情で動く生き物」ですので、"そこ"にツボがはまってしまえば、根強いファンになること間違いありません。
Appleでの愛着ポイントは、具体的にはこんなトコにあります。
「iMacを最初に立ち上げると、こんなオープニングデモが流れる」
お客さまの期待値が最大に引き上げられている「開梱」のタイミングで、このオープニングデモを流すなんて最高の演出ですよね!
「お客さまの気持ちを汲む」という代表例です。
[まとめ]
- 人がファンになるには理由がある
- ビジネスを持続させるにはファンが必要
- あなたも私もなにかのファンである事実を活用する